巡る季節の中で　踊り続ける

いつの間にか、こんな季節になりました。秋から冬へ、夕暮れが足早にやってきて、ダンス部は校舎とグランドのはざまで、照明の下、練習します。

季節は移り変わり、同じ季節が巡ってきても生徒たちは同じではありません。顧問だけが少なくともここ数年は同じ場所に立ち続けています。

部員はやがて卒業し、また新しい部員がやってくる。その代その代でカラーがあります。それをなんとか生かして組み合わせてその代にしかできないダンスを作り上げてもらいたいし、そのために部員も顧問も知恵を絞らなければなりません。

2年生15名、1年生10名、この25名で、この25名でしかできないダンスを目指してもらいたい。去年出来たことが今年は出来ないかもしれないし、去年出来なかったことが今年出来るかもしれない。自分たちをよく知り、ここにしかないダンスをつくろう。

Nowhere　Land　とはそういう意味です。どこにもない、ここにしかないダンスを。